注意:本記事には、題材のタイトルにもある「うんこ」というワードが頻発します。不快に思われる方は読むのをお控え下さい。

「とにかく漢字がキライで覚えられない」
「漢字の書き取りの勉強はつまらない」
漢字なんて、無ければいいのに!
日本に生まれたことを恨んだ経験、一度はありませんか?(笑)
漢字学習は、「キライ」「難しい」と思ったらただの拷問(ごうもん)です。
もし漢字をラクに暗記できたら…って思いますよね?
解決策はとてもシンプル。
漢字を「好きになる」・「興味を持つ」きっかけづくりが欠かせません。
「好きこそものの上手なれ」というように、「楽しい」と思ったらクリアしたも同然です。
(実際に、我が家の3兄弟は、この方法で自然にラクして漢字が覚えられました。)
今回は、勉強の「辛い」を「楽しい」に変えるヒントをご紹介します。
効果を立証してくれるのは、あの流行語大賞にもノミネートされた大ヒット作。
今すぐマネして、あなただけの最強『〇〇ドリル』を学習に取り入れてみてください。
空前の大ブーム『うんこ漢字ドリル』とは?
2017年、ある商品が小学生の漢字学習シーンを抱腹絶倒の渦にまきこみました。
この革命的な大ヒット作、あなたは覚えていますか?
発売から3年、300万部を売り上げた伝説の漢字ドリル。
その名も『うんこ漢字ドリル』(小学1年~6年)です。
私も書店で見たときは、その攻め姿勢に衝撃を受けました(で、即買いw)。
『うんこ漢字ドリル』の特徴とは?
最大の特徴は、ドリルの例文にかならず「うんこ」が登場すること。
1つの漢字に3つの例文があり、「うんこ先生」のアドバイスを受けながら、「うんこ」型の空欄に漢字を記入できるようになっています。
例文に合わせたシュールなイラストは、子どもの想像力をかきたてます。
『うんこ漢字ドリル』大ヒットの理由
単に「うんこ」という言葉を使ったというだけなら、おふざけが過ぎた駄作になっていたかも。
ここまでヒットしたのには、理由があります。
1.子どもの興味をひくワード「うんこ」
子どもは「うんこ」という言葉が大好き。なぜでしょうか?
大人にとって「うんこ」はNGワードであり、マイナスイメージの強い名詞です。ましてや大声で叫んだり、アピールしたりする言葉ではありません。
一方、子どもにとって「うんこ」は身近なもの。自分から出てきた「自分の分身」、出すとスッキリ気持ち良い「自分の相棒」といった愛着すら感じる存在です。
しかも、大人が笑ったり慌てたり過剰反応を返してくれるから、子どもが面白がるのも当然かもしれませんね。
「うんこ」自体、身体とは切ってもきれない大事な存在。だからこそ、無理に「うんこなんて汚い」「うんこなんて言っちゃダメ」と理由もなく批判するのは、逆効果です。
子どもが「うんこ」に興味を持ったなら、知識を広げる大チャンス。
「うんこは何からできている?」「体の中でどうやってうんこが作られる?」
「うんこで健康状態がわかるって本当?」
など、ぜひ親子でコミュニケーションをとりながら学びを拡大してみましょう。
ただし、「うんこ」という言葉に不快感を覚える人もいます。使い方はくれぐれもご注意を。
2.例文の工夫とこだわり
とにかく例文がおもしろく、「次のページも見たい!」と止まらなくなってしまいます。
「うんこ」は上品な言葉とはいえませんが、言葉に罪はありません。もちろん、使い方によっては下品にも不謹慎にもなりえます。
でも、『うんこ漢字ドリル』では、ちゃんと次のようなこだわりと工夫がこらされています。
- 「不快感」「生々しさ」をあたえる表現はしない
- 「いじめ」につながる表現は使わない
- 明るく前向きなポジティブな表現を使う
だからこそ、ちょっとバカバカしい内容の例文でも、みんなで笑い飛ばすことができるのですね。
(ツボに入ると笑いが止まらないので、公共の場で読むときは覚悟しておいてください。)
そして、笑うことでストレスも発散。
読むだけでも腹筋や免疫力も鍛えられる(!?)新種のドリルと言えますね。
『うんこ漢字ドリル』の効果は?
勉強法としてみた場合、「楽しい」ことは最強の効果を発揮します。
- 理由1:楽しいから「取り組む」
- 理由2:楽しいから「繰り返す・継続する」
- 理由3:楽しいから「アウトプットする」
暗記系科目のつまづきの原因である、「やらない」「続かない」「アウトプットしない」を全部解消できてしまいます。漢字学習で大事な「読む」「書く」「使う」を、自然に反復できるというわけです。
*ここでいう「アウトプット」とは、覚えた漢字を自分の頭の中で咀嚼したうえで、新しい文を書いたり、人に話したりすることです。「もっと面白い例文を考えて人に話す」ことで、記憶され知識が定着します。
我が家では、小学1年の次男に『うんこ漢字ドリル6年生』を渡したところ、スイスイ漢字を覚えて、翌年には漢検5級(小学6年修了程度)に高得点で合格しました。ウン…がよかっただけかもしれませんが。
オリジナル『〇〇〇漢字ドリル』のススメ
「ボカロ」「CECIL McBEE」「ワチョワチョ…」楽しい勉強法が続々
『うんこ漢字ドリル』以外にも、楽しく勉強できる教材が続々登場しています。
「中身がうすい」「チャラい」なんていう声もあるかもしれませんが、「子どもが夢中になる」ことの効果は否定できませんよね。
「楽しい体験」こそが、勉強ギライのお子さんの救世主になってくれます。
お子さまがハマるお気に入りを、ぜひ見つけてみてください。
『〇〇漢字ドリル』の後発シリーズ
『おなら漢字ドリル』
「うんこ」ほどのパンチラインではないですが、好きな子にとってはツボ。
「ボカロで覚える」シリーズ
初音ミクに代表されるボーカロイドが歌う『ボカロで覚える』シリーズ、こちらはCDや動画ともリンクして、耳でも楽しめる作品。我が家も学年に関係なく、7冊全種買い求めてみんなで聞いています。(中学4冊、高校3冊)
CECIL McBEE「史上最高にかわいい参考書」シリーズ
ファッションブランド「セシルマクビー」とのコラボ「史上最高にかわいい参考書」CECIL McBEE参考書シリーズ
女の子のハートをくすぐる色づかいやイラストで、参考書とは思えないかわいらしさ。持っているだけでテンションが上がります。
ぱのみやチャンネル
「木・缶・木・ワ~、凶・ワチョワチョワチョワチョ、ヒミ~!」(「鬱」の覚え方)でおなじみの芸人オジンオズボーンの篠宮。難しい漢字も、インパクトで超速暗記!急速に小中学生のハートをつかんでいます。
Co.慶応の「お勉強ラップ」シリーズ
「先土器・縄文・弥生・古墳・飛鳥~♪」で一世を風靡したCo.慶応の「お勉強ラップ」シリーズは、耳にのこる押韻とリズム感で、我が家の小中学生が夢中になって歌コピしています。
国語・算数・理科・社会・英語のほか、「偉人ラップ」シリーズもおすすめ。視聴者参加型の作品もあるので、ぜひ参加してみては?
【新日本史ラップ(令和mix)】全時代の年号を語呂合わせで覚えれる!
我が家のオリジナル『〇〇ドリル』
自宅で手作り「〇〇ドリル」(〇〇は好きなものを入れる)
「鉄道」「プリキュア」「AKB」など、なんでもOK。
好きな図鑑で、漢字の読み方を調べてクイズにしたり、ゲームをつくったり…
鉄道の好きな長男の場合は、鉄道地図帳を広げて駅名で漢字を覚えました。
工夫次第で、あなたに合った世界で一番の教材ができるはず。
ぜひ、面白いアイデアがあったら、コメント欄で教えてくださいね。
まとめ
『うんこ漢字ドリル』をバカにできない理由3つは、
- 理由1:楽しいから「取り組む」
- 理由2:楽しいから「繰り返す・継続する」
- 理由3:楽しいから「アウトプットする」
楽しいこと、好きなことに漢字(その他どんな勉強でも)をからめれば、
- 漢字で遊ぶ、漢字に親しむ
- 漢字に触れる機会が増える
- 漢字を好きになり、自然に覚えられる
「新しいことを知る・できるようになる」こと、本来楽しいもの。
始めるきっかけや方法は、自由でみんな違ってよいはずです。
どんな勉強でも、自分らしいアプローチで楽しんだ者勝ち!
楽しくマスターしてくださいね。
次回予告
実際に役立った「漢字の楽勉グッズ」(低学年向け)をご紹介します。
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