【クイズ学習】3つのコツで効率アップ|小学生・中学生の楽しい勉強法

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クイズを勉強に生かすコツってあるのかな?

いまいちクイズが楽しめないな。

そんな悩みをもつあなたに、効率よく、より楽しく勉強できる「クイズのコツ」をご紹介します。

以前、「クイズで楽しみながら勉強できる」というお話をしました。

 

でも、単なる一問一答の問題集みたいになっては、楽しさも効率も半減・・・

 

クイズは知識」だけではなく「考える」をきたえられるもの。

せっかくなら効率よく、最大限に知識と思考力を広げていきましょう。

 

今回ご紹介するコツは3つ。

  1. 出題者になる
  2. 問題に「考える」要素プラス
  3. 競ったり計ったりする

これらのコツを使えば、点と点だったコマ切れの知識が無限につながり、創造力や思考力がバツグンに伸びていきます

もちろん、クイズ自体がもっともっと楽しく、エキサイティングなものになりますよ。

では、さっそく例題をまじえながら詳しく解説していきます。

 

【コツ1】出題者になれば、効果爆増

クイズを読む少年

単語カードは、書く作業をしているうちに大半覚えてしまう。そんな経験ありませんか?

勉強したことも、だれかに話すことで記憶や理解が定着するものです。

つまり、アウトプットすることこそ、効率のよい勉強法といえます。

クイズも、実は知識や情報がもっとも定着するのは、出題者です。

ひとつの問題を考える過程で、知識の確認、組み立て、工夫といった様々な思考をつかいます。

実際に作り出す問題文の何倍もの情報を処理することになるうえ、考える過程で記憶も定着します。

とくに、傑作問題ができたときは、アドレナリン大放出。

クイズは、答える方より考える方が何倍も知識を蓄えることができるのです。

次の章では、クイズをつくるコツをご紹介しています。

問題集を買うのもよいですが、ぜひこの記事を参考に自分でクイズを作ってみましょう。

 

【コツ2】問題に「考える」要素をプラス

織田信長

いきなりですが、ここでクイズです。

(悪い例)
桶狭間の戦い勝利した武将は誰でしょう?」(こたえ:織田信長)

つい、こんなクイズを作っていませんか?

シンプルな一問一答の問題集みたいな問題では、おもしろみに欠け、単なる知識の確認になってしまいます。

では、次のはいかがでしょうか。

(改善例)
1560年桶狭間の戦い今川義元を敗った尾張の武将といったら、誰でしょう?」(こたえ:織田信長)

少し情報が増えましたね。

もしかしたら、「1560年、桶…/」あたりで解答ボタンを押してしまう猛者(もさ)もいるのではないでしょうか。

クイズを勉強に生かすなら、ヒントになる関連情報を追加したり、「考える」要素をプラスしたり、ひと工夫してみましょう。

クイズとしても格段に楽しくなり、学習効果も爆増しますよ。

では、具体的にどんなクイズならもっと学習効果をあげられるでしょうか

いくつか例文をあげながら、パターンをご紹介します。

 

「パラレル・名数型」クイズで知識拡大

パラレルとは、「並列」のこと。

2つの並列関係にある文章をつなげて、前半をヒントに後半を考えるクイズです。

(問題)
「戦国三英傑の性格をホトトギスをつかって表した句で、
『鳴くまで待とう』と言えば徳川家康ですが、
『殺してしまえ』と言ったらでしょう?」(こたえ:織田信長)

前置きの情報を確認できるうえに、前半だけをきいて後半を予想する楽しさもありますね。

 

(問題)
戦国三英傑といえば、豊臣秀吉徳川家康、あと一人は誰でしょう?」(こたえ:織田信長)

こちらは、名数型のクイズです。

名数とは、「日本三大〇〇」「四天王」「七福神」「八景」といった、同類のものをセットにした呼び名のことです。

3名数の場合は、2つ目の冒頭(上記のクイズの場合「徳川家康」の「と」)まで聞けば、答えることができます。

クイズ業界用語で「読ませ押し」という手法があります。

3名数クイズなど、出題者が名数の2つ目を言うギリギリ直前に解答ボタンを押すというもの。
出題者に、2つ目の冒頭を勢いで読ませてしまうという、高度なテクニックです。

ライバルより、一瞬でも早く解答権を得る。

まるで、競技かるたの世界ですね。

このように、いかに早く答えるかを競うと、さらに盛り上がりますね。

 

「ヒント小出し」クイズで想像力をきたえる

難しいヒントから徐々に易しいヒントを小出しにすると、自分が分かった段階で答えることができ、クイズもよりおもしろくなります。

(問題)
1534年生まれ幼名・吉法師(きっぽうし)「天下布武」を掲げ室町幕府を滅亡させたものの、明智光秀よる本能寺の変でたおれた戦国大名といったら、だれでしょう?」(こたえ:織田信長)

ちょっと長いけど、こんなクイズなら想像力をかきたてられ、知らなかった新しい情報もインプットできそうですね。

 

「ランキング」クイズで思考力UP

(問題)
2020年テレビ朝日が発表した「戦国武将総選挙」で、人気ナンバーワンにえらばれた戦国武将はだれでしょう?(こたえ:織田信長)

こちらは、教科書の知識だけで答えられる問題ではありませんよね。

このクイズの場合は、「知名度」「重要性」「戦での強さ」「ゲームなどで人気な武将」など、自分の知識を総動員して答えを導き出すことが求められます。

情報の取捨選択や、ヒントから最善の答えを思考する力がきたえられます。

 

「なぞなぞ」クイズで頭を柔らかく

(問題)
大工さんに注文するとき、「長~いドアノブを作ってください」とお願いした戦国武将はだれでしょう?(こたえ)織田信長 

(「ノブを長く」と注文(オーダー)したから➡「オーダー、ノブ長」)

「しょうもない!笑」と思ってくれたら大成功。

この手の問題は、もちろん正解できなくても大丈夫。

もし、もっと面白い解答を思いついたら、最高です。

頭をやわらかくして笑い飛ばすことで、たとえダジャレでも記憶に役立ってくれますし、何よりクイズが楽しくなりますね。

 

「ひっかけ」クイズで変化球にも対応

(問題)
「ゲッター」と10回言ってください。
「ゲッター」「ゲッター」「ゲッター」「ゲッター」「ゲッター」
「ゲッター」「ゲッター」「ゲッター」「ゲッター」「ゲッター」では、豊臣秀吉が織田信長のために懐(ふところ)で温めたものは?(答え)「下駄(げた)」ではなく「草履(ぞうり)」

ひっかけ問題も、なぞなぞと同様楽しんで笑い飛ばすことで、知識と注意力も身に付きそうですね。

 

【コツ3】競って計れば、集中力&瞬発力UP

早押しボタン

ひとりでやるクイズもいいけれど、家族や兄弟、友達と対戦すれば、さらに楽しく効果も上がります。

勝負にムキになりすぎたり、他人と優劣を比べたりするのではなく、あくまで「楽しく」を優先しましょう。

 

仲間と楽しめば、メモリー効率上昇

仲間と楽しむ

仲間とやる早押しクイズなら、気分も高まって集中力もアップ。

少しでも早くボタンが押せるよう、神経を研ぎ澄ませて問題文をききましょう。
早押しボタンがあると盛り上がります!)

問題文の読み手も、もちろん学習効果あり。
大事なヒントの部分は緩急つけて読んでみると、いっそう盛り上がりますよ。

 

点数制でやる気と達成感を

得点版

点数をつけると、さらに闘争心に火が付きますよね。

とはいっても、
競技クイズのように本格的にライバルと競わなくても、十分クイズは盛り上がります。

ハンデをつけたり、最終問題は得点を大きくしてみんなに勝利のチャンスをあたえるなど、年齢や能力を気にせず遊べるように工夫しましょう。

具体的な工夫については、こちらの記事にも記載しました。

問題は、勝ち負けではありません。
「集中」すること「楽しむ」ことを念頭に。

 

制限時間で、集中力&瞬発力アップ

ストップウォッチ

時間や得点を記録すると、集中力や脳の瞬発力をきたえられます。
クイズ本を用意して「1分で何問クリアできるか」とタイマーをセットして挑戦してみましょう。

イメージは、クイズ番組「タイムショック」
1分間脳をフル回転させると、かなり疲労しますよ。

最初は「答えらえそうで、すぐ出てこない」こともあるけど、チャレンジしていくうちに頭の回転がなめらかになってくるのを実感できるはず。

もっと高みを目指す闘争心もかきたてられますね。

 

まとめ

QUIZビーズ

クイズをより楽しく、より勉強に生かすためのコツ3つとは、

  1. 出題者になる
  2. 問題に「考える」要素プラス
  3. 競ったり計ったりする

でした。

クイズが単に「知識」だけで答えるものではないことが、お分かりいただけたのではないでしょうか。

知識はもちろん重要です。
でも、それを能動的に使っていくことで、知識は生きてきます。

今回ご紹介したコツを参考に、ぜひ学習効果の高いクイズを楽しんでくださいね。

今後、学習に生かせるクイズの記事も投稿していきますので、どうぞご期待ください!

 

 

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