算数脳を鍛える知育おもちゃ3選|簡単手作りOK!(小学生以上~)

カラフル数字 クイズ・ゲーム
ママ

算数に強くなるための知育玩具を、

手軽に試せないかな?

こんなお悩みの方に、身近な材料で簡単に手作りできる「算数知育玩具」をご紹介します。

数や図形など、遊びながら算数感覚が養えるグッズは、たくさん市販されています。
でも、知育玩具ってわりと高価だし、使ってくれるかどうかわからない…。

こんなとき、手元にある材料で手作りできたら、気軽にトライできますよね。

今回は、実際に試して効果のあった「算数脳を鍛える手作り玩具」を3つご紹介します。

・タングラム(清少納言の知恵の板)
・algo(アルゴ)
・ハノイの塔(バビロン)

どれも、家にあるもの100円ショップで材料が調達できて、とっても簡単なのに、効果は絶大
子どもと一緒に作れば、楽しさも倍増!

では、さっそくご紹介しましょう。

 

「タングラム(清少納言の知恵の板)」図形玩具の定番

タングラム 飛行機
(例)ひこうき

タングラム」は、シルエットパズルとも呼ばれ、正方形を分割した形や大きさの異なる図形を組み合わせて遊ぶオモチャです。

江戸時代に「清少納言の知恵の板」として出版されました。
(実際に清少納言がこのパズルであそんだ記録はありません。
このパズルがとける賢い人物として名前を借りたものと思われます。)

とてもシンプルに見えるけど、図形の組み合わせは無限

図形の特徴を認識し、想像力と論理的な思考力が養える定番のオモチャです。

期待できる効果

平面図形に強くなり、集中力・想像力などが鍛えられます。

三角形、平行四辺形、台形など、それぞれの形の特徴(辺の長さ、角の大きさ)をとらえ、
合わせたときに角度や辺がどう変化していくのかを、指先で体験できます。

問題解決力がつき、一つ一つの図形にチャレンジして「出来た!」という達成感成功体験が、次のチャレンジへの原動力となります。

慣れてきたら、図形を作る時間制限を設定したり、友達とタイムを競ったりしても盛り上がります。

 

材料と作りかた

・作成時間:10~15分

・材料費:200円程度(廃材を使えば0円)

・材料:
(1)マグネットのつく小さめホワイトボード(なくてもOK)
(2)好きな色のマグネットシート(折り紙や画用紙、新聞紙や段ボール片で代用OK)

・作り方

マグネットシートに、適当な大きさの正方形を描き、下の図の通りにカットする(色はなくてもOK)。
*赤い丸は、線分の端と中点を示しています。ここをガイドに線を引いてください。
タングラム図形

あそびかた

タングラム 犬
(例)いぬ

お手本の図形(シルエットのみ)を見て、ピースを並べて形を再現します。

お手本は、「タングラム・問題」で検索すれば多数出てきます。

市販品の紹介


かつのう タングラム


BEV-BOG-013 パズルゲーム 清少納言

「アルゴ(algo)」数学的な【論理的推理力】をきたえる

手作りアルゴ

アルゴ」は、算数オリンピック委員会の若杉栄二氏を中心に、東京大学数学科の学生、数学者ピーター・フランクル氏らが共同で開発したカードゲーム。

ルールはシンプルで、相手のふせられたカードの数字を、さまざまなヒントを元に読み解いて当てるというもの。

与えられたヒントから相手のカードを分析することで、徐々に規則性を見いだすことができるようになります。記憶力論理的思考力がきたえられ、とても奥の深いゲーム。

算数オリンピックにチャレンジする子どもたちの必須アイテムとなり、全国の有名塾や有名小学校で教材としても使われています。

期待できる効果

論理的思考力のほか、記憶力・推察力、相手の顔色やしぐさからヒントをさぐる観察力・洞察力など、さまざまな力が養えます。

材料と作りかた

・作成時間:10~15分

・材料費:100円程度(廃材を使えばほぼO円)

・材料:画用紙(裏の透けないもの、できれば白黒1枚ずつ)

・作り方

(1)二種類のカラー(基本は白・黒)を12枚ずつ同じ大きさに切る(4×3cm程度)。
(2)それぞのカラーのカード(片面)に、0~11までの数字を書く。

あそびかた

手作りアルゴカード

アルゴのルールは公式サイトをご覧ください。

市販品の紹介


アルゴ ベーシック (頭のよくなるゲーム) [ 算数オリンピック委員会 若杉栄二 ]

 

「ハノイの塔(バビロン)」【法則】を論理的に理解

ハノイの塔~コインアレンジ~」*動画つくりました(手ブレすみません汗)

 

ハノイの塔」は、フランスの数学者エドゥアール・リュカが考案したパズルゲーム。
このパズルには、ロマンあふれる伝説があります。

むかし、インドのある大寺院に、3本の柱が立っていました。
1本の柱には、円盤が大きなものから順に64枚積み重ねられて刺してあります。
ルールにしたがって、別の柱にすべて移しかえたとき、宇宙は終わりをむかえるそうです。

ルールは2つ。
①円盤は一つずつ別の柱に動かす。
②円盤は、必ずそれより大きい円盤の上におかなくてはならない。

さて、最少回数で移すには、どんなルールで、何回動かしたらよいでしょうか?
そして、もし1秒に1回動かすとしたら、完成はいつになるでしょうか?

*正解は、上の動画の最後の公式で計算してみてくださいw
(「宇宙が終わる時」がわかるかも?→ 答えは、この記事のさいごをご覧ください☆)

期待できる効果

空間認識論理的思考法則に強くなる。

材料と作りかた

・作成時間:ほぼ0分

・材料費:0円(651円を準備→後述)

・作り方(準備):
(1)500円玉、100円玉、50円玉、1円玉を準備(段ボールなどを切って作ってもよい)
(2)(あれば)紙に3つの丸を描く。箱を3つ用意するなどアレンジOK。

あそびかた

大きなコインが下になるように積み重ね、次のルールに従ってコインを動かし、別のマス(丸印)にそっくりそのままコインの塔を移す。(上の動画参照)

ルール

①コインは1回に1枚しか動かせない
②コインは、それより大きいコインの上にしか置けない

慣れてきたら、コインの数を増やしたり、タイムを計ったりしてみましょう。

市販品の紹介

木の音が心地よい7段「かつのう ハノイの塔

10段カラフルバージョン 「数学パズル ハノイの塔 10段 カラフルな木製パズル 対象年齢3歳以上 HANOI10S

 

まとめ

カラフルなハノイの塔

・タングラム(清少納言の知恵の板)
・algo(アルゴ)
・ハノイの塔(バビロン)

以上、3つの手作り可能な「算数の知育玩具」をご紹介しました。

 

わが家は「ハノイの塔」にすっかりハマってしまい、結局10段タイプを買ってしまいましたw
(オブジェとしても、かわいくてお気に入り)

手作りで試して気に入ってから、しっかりした市販品を検討してもいいですね。

他にも「100玉そろばん」、「重りと天秤」、「カードゲーム」・・・
いろいろな算数系の知育おもちゃがあるので、自分なりにアレンジして作ってみてはいかがでしょうか。

自分で考えて作れば、工作も楽しめて一石二鳥。
とっても簡単なので、ぜひお試しください。

 

 

64段「ハノイの塔」の答え

2の64乗ー1なので、1844京6744兆0737億0755万1615回
(一秒に一回ずつ動かしても、約6000億年かかります。太陽の寿命の60倍!?)→上に戻る

 

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