
おうちで楽しく運動できたらいいな
なかなか外出できず、勉強ばかりでストレスがたまっていませんか?
適度に身体を動かすことは、血流もよくなって健康面でも効果的。
とくに指先を使う運動を行うことで、神経が刺激され脳がもっと活性化します。
家の中でもできる楽しい運動として、私のイチ押しは「ジャグリング」です。
ジャグリングといえば、大道芸人がやっている卓越した技術が必要な特別なものを思い浮かべるかもしれません。
でも、実はもっと手軽に楽しめる、身近なスポーツのひとつなんです。
有名大学にはだいたいジャグリングサークルが存在しており、数学者で大道芸人でもあるピーター・フランクルさんなど、ジャグリングに夢中になる頭脳派はあとを絶ちません。
そんなジャグリングの魅力と始め方について、万年初心者ジャグラーの私がご紹介します。
ジャグリングは、頭の良くなるスポーツ!?
ジャグラーには、高学歴の人が多いという印象があります。
真っ先に思い浮かぶのは、大道芸人ピーター・フランクルさん。
ジャグラーのかたわら、数学者として算数オリンピック委員会専務理事もつとめています。
また、日本で初めてジャグリング専用のショップをたちあげたジャグラー兼(株)ナランハ代表の中嶋潤一郎氏も、数学オリンピックで活躍し東京大学のご出身。
さらに、TVで有名になった東京大学在学中の田渕雄夢さんは、キュービスト(ルービックキューブをする人)として世界大会で優勝する活躍を見せています。
彼らに、もともと人並外れた集中力があるからなのか、ジャグリングが好影響をもたらしているのかはわかりません。
でも、少なくともジャグリングに彼らを夢中にさせる魅力があることは確かですね。
個人差はありますが、スポーツに次のような効果が実証されているのと同様、ジャグリングにも同じような効果があるのは、やっていて実感できます。
・身体を動かすことで、血行がよくなる
・根気と集中力が鍛えられる
・バランス力や体幹が体幹られる
・上達すると、達成感と満足感が満たされる
・手軽にストレス発散ができる
アウトドアのスポーツと違うのは、比較的せまいスペースで趣味として楽しめること、一芸としていざというときに身を助けるかもしれない、という2点です。
ここぞという時にジャグリングを披露すれば、一躍人気者になれる・・・かも?
頭がよくなる!?おすすめジャグリング5選+おまけ
ジャグリングといっても、種類はさまざま。
今回は、ビギナーでも挑戦しやすいジャグリング5つ(+おまけ1)について、「メリット」「デメリット」「道具の選び方」を中心にご紹介します。
何より、「やってみたい!」と思うものがいちばん。
あとは、予算や状況に合わせてチャレンジしてみてください。
ボール・お手玉
難易度:★☆☆☆☆
おそらく、みんな一度はやったことのある「お手玉」系のジャグリング。
特別なグッズを買わずとも、ミカンや丸めた手袋etc.なんでも代用できちゃう万能芸です。
ジャグリングの「ボール」はいわゆる「お手玉」とは投げ方が異なりますが、初心者もチャレンジしやすく、数を増やすだけで簡単に難度を調節できます。
上手になれば、ボールをクラブ・リングなどに置き換えたり、複数人で投げ合ったり、応用技は無限。
メリット
・道具が手軽に調達できる
・道具が比較的安い
・狭い場所でもできる
・静かに(音を立てずに)できる
・道具や数・技のバリエーションが豊富
デメリット
・ボールが手軽な分、無くしやすい
・どこでもできるので、ついいろいろ投げたくなってしまう
グッズ選びのポイント
・落としても壊れず、安全な素材を選ぶ
・転がらないものがよい(落としたときに拾いやすい)
・大きさや重さに注意(手の大きさに合わせる)
けん玉
難易度:★☆☆☆☆
日本の伝統的なオモチャと思いきや、いまや世界的大ブームの「けん玉」。
手だけを使うように見えて、実は膝(ひざ)の柔軟さがモノをいう全身運動です。
競技けん玉は若い世代にも浸透していて、その技の種類は一昔前とは比べ物にならない本格的なものまでさまざま。
うまく技がキマルと音楽を奏でられるものなど、楽しい要素がプラスされた新けん玉も人気。
色、カタチ、大きさなど、バリエーションも豊富です。
メリット
・取り扱っているお店が多く、手に入れやすい
・道具が比較的安い
・狭い場所でもできる
・経験者が多く、世代をこえ盛り上がる(教えてもらえる)
デメリット
・持ち運びがやや不便
・カチカチ音がなる
グッズ選びのポイント
・適度な大きさと重さのものを選ぶ(100均のものは、軽すぎて難しい)
・玉の素材に気を付ける(割れたり、穴が空いたりするので、丈夫なものを)
*日本けん玉協会が認定している商品がおすすめです。
皿回し・ピザ回し・ペン回し
難易度:★★★☆☆
日本の伝統芸にもある「皿回し」。
実際の皿は落とすと危険なため、初心者はジャグリング用の軽くて安全なものをえらびましょう。
専用のものをつかえば、子どもでもすぐに回せるようになります。
「皿回し」に似ていながら、難易度は爆アガリの「ピザ回し」も密かに人気です。
といっても、ホンモノのピザではなくジャグリング用品として売られいるもの。
布でも代用でき、柔らかい分、遠心力が必要です。
また、授業中ついついやってしまう「ペン回し」も、ちゃんとジャグリングの競技として世界大会まで存在します。
専用のペンも売られていて、男の子を中心に夢中になる人多数。
メリット
・「皿回し」は初心者でも簡単で、見栄えがよい
・道具も比較的安い
・(いざというとき、皿としても使える)
デメリット
・飛んでいってしまうと危険
・ついいろんなものを回したくなってしまう(授業中はやめましょう)
グッズ選びのポイント
・適度な重さと素材のものを選ぶ
・壊れにくく、安全なものを選ぶ
シガーボックス
難易度:★★★☆☆
箱を空中であやつる「シガーボックス」は、大道芸などで見たことがある人も多いはず。
一見、すぐできそうに見えるのですが、腕よりもむしろ膝を使うので、ハードさはジャグリングの中でもトップクラス。
ちょっと練習するだけで、汗がとまらなくなります。
メリット
・狭い場所でもできる
・全身の運動になる(実は、手より足腰に効く)
・運動量はかなりのもの
デメリット
・比較的が高価
・グッズの保管場所が必要
・持ち運びが不便
・落とすとうるさい
グッズ選びのポイント
・壊れにくいものを選ぶ(基本何度も落とします)
・滑りにくいものを選ぶ(ここが命)
・適度な大きさのものを選ぶ(子ども用もあります)
ディアボロ
難易度:★★☆☆☆
「ディアボロ」は「中国コマ」ともよばれ、お椀を二つくっつけたようなカタチをしたコマを、ヒモの上で転がすジャグリングです。
カラフルなディアボロは見栄えがするので、女性や子どもに大人気。
回すだけなら、少しの練習ですぐマスターでき、見た目より簡単といえます。
ただ、道具は高価なものがおおく、大きいため保管や持ち運びには不便です。
(ヨーヨーのような小さめのディアボロもありますが、難易度高め)
カラーや大きさを好みで選んで、楽しむことを優先して。
メリット
・ビギナーでも回すだけなら簡単
・見栄えがする(子ども・女性向き)
・コマの種類が豊富で楽しい
デメリット
・広い場所が必要
・飛んでいくとかなり危険
・保管場所が必要
・持ち運びが不便
・道具がやや高価(最近は、手軽で高品質なものもあり)
・高度な技はかなり難しい
グッズ選びのポイント
・いろんな技ができる「固定軸」と、初心者でも回しやすい「回転軸」がある
・好きな色やカタチで選ぶとよい
・中級以上になると、ある程度重さがある方がやりやすい
・ヒモが劣化しやすいので、替えヒモあるとよい
おまけ ルービックキューブ
難易度:★★★★☆
「ルービックキューブ」。
ジャグリングに入れてよいか分からないのですが、集中力と指先をつかうものということで入れてみました。
一度法則が頭に入ってしまえば、あとはスピード勝負。
もし今から購入するなら、まずは動きのなめらかな中古品を検討するのもおすすめです。
【参考動画】ボールジャグリングをしながら、ルービックキューブをやるという強者も!
(岡田雄太さまの動画を引用させていただきました。ありがとうございます!)
まとめ
- ジャグリングは、頭や体にいいこといっぱい!
- おすすめジャグリング1 ボール
- おすすめジャグリング2 けん玉
- おすすめジャグリング3 皿回し・ピザ回し・ペン回し
- おすすめジャグリング4 ディアボロ
- おすすめジャグリング5 シガーボックス
- おすすめジャグリング番外編 ルービックキューブ
今回は、頭がよくなる!?「脳を活性化するジャグリング5選+1」をご紹介しました。
どれも楽しそうで、迷ってしまいますね。
そんなあなたは、お近くのジャグリングショップやイベントで体験してみるのもおすすめ。
ジャグリングショップ「ナランハ」さんでは、年2回東京・大阪で体験イベントも開催しています(2020年はコロナの影響で見合わせ中)。
「ナランハ」さんでは、通販サイトのほか実店舗でもグッズを販売しています。
実際に道具をさわったりスタッフさんからアドバイスももらえたりするので、ぜひ問い合わせてみてはいかがでしょう。
(新型コロナの影響で、臨時休業することがあります。サイトでご確認のうえご来店ください)
これをきっかけに、みんなに笑顔を届ける天才ジャグラーが誕生するかも?
自分がかっこよく技を決める光景を想像すれば、なんだかワクワクしてきませんか。
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