
「時間をかけて勉強しているのに、全然身につかない」
こんな悩みありませんか。
しかも、結果が出ないと本人のやる気も低下。
ひとたび負のスパイラルに迷い込むと、抜け出すのは超大変です。
実は、「伸びる」か「伸びないか」は、ほんのちょっとの心がけで大きく変わります。
現状を変えたい!と思うなら、まず考え方や習慣から見直してみましょう。それだけで、大きな差につながること間違いなしです。
ぜひ今すぐ実践できる超シンプルな「伸びる習慣」を身につけましょう。
諺から学ぶ「伸びる習慣」
「百聞は一見に如かず」
「実際に自分の目で見ることが大切」という意味ですが、有名すぎるこの言葉に続きがあるってご存じですか?
先人たちが実践していた超シンプルな「伸びるヒント」を、心に響くことわざの中から学ぶことができます。
百聞は一見に如かず
(聞くだけでなく、実際に見なきゃダメ)
百見は一考に如かず
(見るだけでなく、頭で考えなきゃダメ)
百考は一行に如かず
(考えるだけでなく、自ら行動しなきゃダメ)
百行は一効(果)に如かず
(行動するだけでなく、成果を上げなきゃダメ)
百果は一幸に如かず
(成果を上げるだけでなく、幸せを生まなきゃダメ)
百幸は一皇に如かず
(自分の幸せだけではなく、みんなの幸せを考えなきゃダメ)
△△不如〇〇(△△は〇〇には敵わない)
一文一文シンプルな言い回しで、内容も超ストレート。
インフルエンサーと呼ばれる成功者や著名人が共通していうことは、この諺にとてもよく似ています。
「言葉で賢くなるな、行動で賢くあれ(ユダヤの名言)」
「成功するのに最も確実な方法は、もう一回試してみることだ(エジソン)」
「多動力(ホリエモン)」
「受け身はNo No、自ら行動(Co.隊長)」
「If you want to conquer fear,do not sit home and think about it.(カーネギー)」
「Your future is whatever you make it.(ドク)」
などなど。
行動することの大切さを語る金言は、枚挙にいとまがありません。
さらに、その先に「百幸は一皇に如かず」つまり「みんなの幸福」があるべきだといっています。
いわば、Win-Winの長期持続的な成功でしょうか。
この考え方は、世界で3000万部を売り上げた名著「7つの習慣(スティーブン・R・コヴィー)」にも通じます。
「成功の秘訣」を言い得て妙なこの諺。
ぜひ親子で声に出して読んでみてはいかがでしょう。
伸びる子と伸びない子の具体例
では、この諺のように実際に「行動」できているかと聞かれたら、どうでしょうか。
伸びる子と伸びない子の違いを具体的に挙げてみます。
●「伸びない子」の具体例

「社会で工場見学をしたけど、感想は『楽しかった』だけ」
「漢字を100回書いたけど、使わない字なので覚えられず諦めた」
こんなふうに、どこかで行動がストップしちゃうことありませんか。
時間だけ費やして身につかないのでは、本当にもったいないです。
●「伸びる子」の具体例

「社会で工場見学をしたので、原料の輸入元や製造過程を知って安心した」
「漢字を習ったので、おばあちゃんへの手紙でその漢字を使ってみた」
どれも、簡単なことばかりですよね。
この積み重ねが大きな違いになることは、言うまでもありません。
●「伸びる子」「伸びない子」の違いとは
「伸びる」「伸びない」の違いは才能にあるのではなく、考えて行動するという習慣にあります。
それにより、教科書一辺倒な学習から抜け出して、真の学びの楽しさに気づくことができるでしょう。
小さな成功体験はつぎの行動の原動力にもなります。
時には失敗することもありますが、何かしら発見が得られます。
うまくいかないときは、原因を考えて改善し、次のステップへ行動を続けてください。
やらない理由を探すのではなく、ぜひ小さな行動から始めてみましょう。
「子を伸ばす」親と「子の芽を摘む」親
せっかく子どもが伸ばそうとしている芽を、親が摘み取ってしまう場合もあります。
次のような例、身に覚えはありませんか?
●「子の芽を摘む」親の具体例

「泥んこ遊びは洗濯が大変なので、できるだけやらせない」
「メダカが死んだけど、悲しませないようにこっそり親が片づける」
とくに、母親にありがちなことですね。自分も身に覚えがあり過ぎます(笑)。
でも、これではせっかくの子どもの体験や学びの場を奪っているようなもの。
●「子を伸ばす」親になるために
子どもが挑戦や行動を続けていれば、ときに悲しみや痛みをともなう体験もあるでしょう。
命にかかわるような危険はおススメしませんが、そうでなければできるだけ伸び伸びさせてあげるのが理想です。
キレイな環境で学ぶ幼児教室も悪いとは言いません。
そのお金と手間をかけられるほど熱心な親御さんなら、安全教育も兼ねて自然体験させるのも選択肢に入れてはどうでしょうか。
「トイレの洗浄用に置いてある塩酸を、近くで拾った鉄の塊にかけてはボコボコと出る泡を観察した」
これは、ノーベル化学賞を受賞した吉野彰さんが子どものころにやった実験(?)だそうです。
自分の子がやっていたら「なにやってんの!」ってなりそうですけど(笑)
大事な好奇心を育てることで、子どもの伸びる力を最大限に引き出してあげたいものです。
行動の継続に必要なのは「成功体験」の積み重ね
では、どうやったら「伸びる習慣」を継続できる子に育つのでしょうか。
それは前に述べたとおり、小さな「成功体験」を得ることでしょう。
ただし、子どもの場合はすぐに成功体験を忘れてしまいがちです。
そこでおススメなのが、成功をビジュアル化して目に入る状況を作ることです。
よい点数のテストや賞状のほか、褒めてもらったときの写真や上手くできた作品をリビングに飾るなどします。
中には恥ずかしがる子もいるでしょうが、嬉しくない子はいないはず。
このようにして常に成功体験を思い出せるようにしておくと、子どものモチベーションが維持できます。
注意点としては、新しい成功体験のたびに提示の配置を変えることです。
ずっと同じものを同じ場所に提示していると、そのうち慣れちゃうのでNGです。
オシャレでシンプルな部屋が好みで「ゴチャゴチャ飾るのはイヤ!」という場合は、携帯の待ち受けなどにしておくのもよいと思います。何らかの形で、子どもの成長を一緒に喜びましょう。
成功する人と成功しない人
「伸びる習慣」は子どもだけの話ではありません。
むしろ、大人にこそ実践してほしい内容です。
大人になって仕事や家庭をもつと、リスクをとってまで新しいことに挑戦するのが難しくなります。
今ある生活スタイルが安定しているなら、なおさらです。

「収入を増やしたいけど、転職が怖くてできない」
つい「できない言い訳」を探して、行動を踏みとどまっていませんか。
実は私もそんな大人の一人です(笑)。
でも、多くの場合リスクはそれほど大きくありません。
やってみてダメな場合でも、その体験は次の行動に必ず生かされます。
結局、やってみないと成功は得られませんよね。
今回このブログを開設するにあたって、私も小さな一歩踏み出すことにしました。
あとは、この諺のとおり
「考える→行動する→結果を出す→みんなで幸せになる」ために、努力と改善を積み重ねて進んでいきます。
(だからこそ、モチベーション維持のために応援お願いします!)
お子さんに「行動しろ」という前に、ママ自身が行動してキラキラしているところを見せてあげたいものですね。
おススメ啓発本
諺だけではモノ足りない!という方に、おススメの啓発本をご紹介します。
「チーズはどこへ消えた?」
小さなお子さんでも解りやすい内容で、行動することの大切さを親子で楽しく学ぶことができます。
2匹のネズミと2人の小人が登場し、チーズを探すというかわいいストーリー。
それでいてメッセージ性が強く、大人にもおススメの一冊です。
(なんでも、大手トップ企業が次々と社員教育に採用しているのだとか)
ぜひ、お子さんと一緒に読んでみてください。
そして、感想をSNSなどで共有してみてはいかがでしょうか。
その「一行(行動)」が別の誰かへとつなって、いずれ「一皇(みんなの幸せ)」に昇華するかもしれませんよ。
そんなあなたの一歩を、私も応援しています!
まとめ
1.「百聞は一見に如かず」の続きから、「伸びる子の習慣」「成功の秘訣」が学べる。
2.「伸びる子」の習慣は、行動をやめないことにある。
3.「伸ばす親」は、子どもの行動のチャンスを奪わない。
4.「伸びる習慣」を継続させるために、小さな「成功体験」を積み重ね、それを原動力として次に生かすことが大事である。
5.「成功する人」は、できない理由を探したりせず、行動する人である。
6.おススメ啓発本「チーズはどこへ消えた?」親子で一緒に楽しく学ぼう。
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